大橋ブログ

住宅相談2

Date : 2016.06.14 / Category :

住宅相談を請け 相談を進めてゆく中でに往々にしてあり何よりもつらいことがあります。 それはご依頼の方との関係が調査・相談が進むにつれだんだんとギクシャクとしてきてごく稀には逆恨みのような状態になることがあります。

どうしてそのようになるかと言うことを箇条書きにしてみると

①ご依頼主の思ったような答えが出ない ②調査の結果はわかったがそれに対する相手方の請求が法律上はできない。 ③調査の結果がご依頼主が思っていたよりも深刻なものであった場合

①については、調査したうえで公平な判断をしたつもりでもご依頼主の感情が納まらないこ とはあります。 調査をするということはそこに残された結果を判断するということですのでそうなってしまう経緯については判断結果に反映されないことがあります。

ご依頼主にとっては何度もやり直しをしたり見当はずれのことをされた挙句それを考慮されないとはとお気持ちの上でわだかまりが残ってしまいます。

そうして①について何とかご納得いただいた結果についても、建築工事の場合 最近の東京都知事の答弁ではないですが、社会通念や道義上はるかにおかしいだろうとしても法律上は触れていない契約書や書類にとそこは記載されていないなど施工者側が強弁してしまえばもう私も弁護士もどうにも先に進めなくなってしまうことになってしまうことがあります。

そうして結果としてご依頼主がそこに結果として残された調査書(公平に見て愕然としたり、落胆するような記載のある)を見てその先の出口のな長い道のりを考えながら 調査などしなければここまでのことはわからずまだ我慢しながらでも暮らして行けたのか?とも思われ 厳しい言葉を調査者に向けてしまう結果になることもあります。

そんな時は正直に言って、私もかなり落ち込みます。 正直ではいけなかったのか? 施工者側が軟化するように甘くしておけば・・・・ など様々に考え時には自らも動けなくなるほどのダメージを受けてしまいます。 もうやめよう これで最後と思うこともしばしばです。

けれど相談を請けて 年に一度だけでも、ああよかった すべて解決ではなかったけれど不安は解消されて前むきに考えることができるようになりました ・・・ などを言っていただけたときのご依頼主の表情を見ることができたときには、少しでも役立つのならとまた私も力をいただいています。