大橋ブログ

なぜ 住まいづくりに模型が必要なのか?

Date : 2016.02.18 / Category :

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サンセイ技建で打ち合わせのために作る模型は完成品や鑑賞目的では作ってはいません。

むしろ粗がある打ち合わせのための模型です。

打ち合わせのその場で壊れてもかまいません。 ただしっかりとどんな家が出来てゆくのかこの間取りの中でおきゃくさまがどう生活してゆくのかを想像してもらい納得のいく家づくりをしていただきたいために作成しています。

プランニングをして模型を前に打ち合わせをしてその結果全然違う発想が生まれてきたり 今まで他所で勧めらていたプランニングが実はお客様自身が気づかないまま立地条件に合わないパターン化された物件に誘導されていることに気づいたりで そこから新たなスタートになることもあります。 それでいいと思います。

打ち合わせのつど模型をお渡しして次の打ち合わせの時までその模型の中で過ごしていただくと “コンセントはここに” “家族みなが見渡せるのはここ” “パントリーは使い易い?” “ここが一番落ち着きそう” “実際の家事動線は?”・・・・・・など様々な想いがお施主様には出てきます。

打ち合わせの時に書き込みがいっぱいあったり 間取りを何度も確認したり 家族皆で打ち合わせをされた様子のボロボロになって帰ってきた模型を見るとホントに役立ったんだなと嬉しくなります。

手間がかかるし何度も面倒だというので多くの工務店 ビルダーさんは建築従事者でなくとも比較的簡単に作成できる3Dパースや手書き風平面間取り図などで色付けをしたり可愛く見せたりとして提案をしていますが、実はすべての建築は立体的な動線と陰影が大事な要素でそのために大きな建築 計画は模型をつくり 実際の建築場所に近い太陽光の動きを与えてみたりと非常に陰影 立体を大切にします。

本当に大変なお金のかかる住宅 住まいづくり

建築業者が手間を惜しんでいたらお施主様の想いを形にすることはできません。

プランニング模型は打ち合わせのために必要なものです。プラン終了後にきれいな完成模型をプレゼントされても実際の住まいづくりには何の役にも立ちません。

今住まいを計画中の方も一度 依頼先の業者さんに模型作成をお願いしてみてはいかがでしょうか?

きちんと建築を学び 実践してきた業者さんスタッフがであれば 間取り動線を考えるということはその時点で立体動線や敷地条件を勘案してプランニングを行っているはずですので二つ返事で引き受けてくれるはずです。

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